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メンターについてゆく

カレーにラーメン、蕎麦やスウィーツ
それぞれのメンター(師匠)たち。
その深い愛情と探究心ゆえ、あらゆる名店を
食べ歩き、ついには偏愛の書までを上梓する
彼らの「もっとも熱いヒトサラ」とは?
頭もお腹も満たされる、いいとこどりの贅沢時間です。

メンターについてゆく06(前編) / TEXT:本間裕子 PHOTO:嗜好品LAB ILLUST:藤田めぐみ / 2015.03.31 ツレヅレハナコさんと武蔵野市吉祥寺「大槻」の「オレンジ玉子のカルボナーラ」

美味しいものに興味があって、なおかつSNSに親しんでいる人であれば、一度は「ツレヅレハナコ」の名前を目にしたことがあるだろう。数いる食ブロガーの中でも、その守備範囲の広さ、強靭な胃袋、女っぷりのいいストレートな表現にて、通算100万VIEWという絶対的な支持を集める女性だ。そんなハナコさんが、今年になり、立て続けに2冊の自著『女ひとりの夜つまみ』『ツレヅレハナコのじぶん弁当』を出版。さらには原案を担当した漫画連載「みつめさんは今日も完食」もスタートさせた。
「ツレヅレハナコ」としてのネクストステージへと突入した「飲み歩き(そして家飲み)のメンター」に、いまイチ推しのお店、お酒や食への深い愛について語ってもらいました。

グラス越しに微笑む女性こそがツレヅレナハコさん。「できれば写真は気配ぐらいにしてもらえますと…」というのがもったいない! と感じるほどに、スラリと長身のクールな美女である。

美味しいお店やレシピの紹介。その根底にあるのは、たぶん自慢です(笑)

「まずは泡から始めましょうか」とハナコさん。1杯目は伊ボルゴ・アンティコによるスパークリング。

 よくこの名前の由来を訊かれるんですけれど、もう10年くらい前になるのかな? 今のブログの前身となったMac版のホームページを始めるときに、仮でつけたものなんです。当時は食のことを書くつもりはまったくなくて、自分の日常を徒然なるままに、ぐらいの感覚だったので、本名のハナコだけは残して、「ツレヅレナハコ」。本当に自分の友だちしか読まないと思っていたし、好きな本の話とか、それこそ当時の彼氏への愚痴なんかを書いていて……ま、ふつうの女子ですよね(笑)。それが今ではまるで苗字のように解釈されて、「ツレヅレさま、お世話になります」みたいなメールをいただくこともあって、それもちょっと恥ずかしかったり(笑)。

 ハナコさんの本職が編集者ということもあるのだろう、数年前から「これだけの情報量なら出版やビジネスに展開できるはず。少しは出し惜しみしたほうが」という助言もあったようだ。しかしハナコさんの365日は、いつもいつでもツレヅレでヒョウヒョウ。当初は「そもそもこんなにたくさんの方に読んでいただけることになるとは思っていなかったですし、ましてやこの名前で本を出すことになるなんて!」という気持ちが強かったようだが……

 かといって、美味しいものや美味しいお店の紹介を慈善事業的にやっているというつもりはないんですよ。しっかり自分のメリットや楽しみも考えてます。いちばん大きいのは自分の備忘録。たとえば目黒でごはんを食べることが決まったら「ツレヅレハナコ 目黒」で検索したりして。でも結局のところは「こんなに美味しいものを食べました!」っていう自慢がしたいだけなんだと思います(笑)。その自慢を喜んでくれている人がいるからこうして続いているんでしょうね。なんだか他人事みたいな物言いですけど(笑)。

この日最初初にオーダーしたのは「旬の食材の卵とじ」。むっちりとしつつ柔らかな肉、ザクザクと輪切りにされたトロトロの白葱が、ほんの少しだけ濃い目に設定された卵に寝そべる。小ぶりのアルミ鍋そのままのサーブが旨味を逃がさない。

 ハナコさんがここまでお酒や食を好きになったきっかけは、その環境にあり。九州男児のお父さまがお酒に強かったこともあり、ご自宅には焼酎を始めとする、さまざまなお酒が揃っていたという。

 わたしもかれこれ15年くらい焼酎の「割りもの」を飲み続けていますね。家飲みでは飲む濃さを自分で調整できるのもよくって、お気に入りのセットは酒屋さんから箱で配達してもらっています。美味しいんだかマズいんだかわからないというところがわたしにとっては最高なんです。格別に美味しいわけではないけど、どんな料理も邪魔しない。毒にならないところがいいですね。わたしの好きなソーダは近所の酒屋さんには置いてなかったから、「毎月絶対に買うので仕入れてください」と直談判しました。その数ヶ月後には店頭のポップに「いま売れてます!」と貼ってあって、「えっ、まさかわたしだけの消費じゃないよね?」とちょっと不安になりましたけど(笑)。あとはビール、ワイン、シャンパンに日本酒……結局なんでも飲むってことなんですけどね(笑)。

「ラム肉のスパイス炒め 目玉焼き&パクチー添え」。ハナコさんは「大好きな食材だけ構成されたわたしのための料理!」とテンション急上昇。クミンのアロマに食欲を刺激される。

 そんなハナコさんがお酒を抜くのは年にわずか2~3日(!)。それも薬を飲まなくてはならないような発熱時に限るという。そんな家飲みのメンターでもあるハナコさんらしく、初の自著となったのは、その名も『女ひとりの夜つまみ』。長年の食べ歩きと人並み外れた厨房への好奇心からなる、手軽でいて鮮烈なレシピが満載の1冊だ。

 わたしはいつも飲んでいるし、あまり会社員だとは思われていないかもしれませんけど(笑)、ふだんは裏方として料理の本に携わっている身でして、料理家さんへのリスペクトも人一倍強いんです。だから「本をつくりませんか?」というお話をいただいたときも、「素人のわたしじゃとてもできませんよ」とお断りしていました。それが今から5年ぐらい前の話ですね。でも、この数年でその気持ちがだんだんと和らいできて、一般的なレシピ本というよりは、ひとりの吞ん兵衛が、あくまで自分本意の目線や角度で好きなものを紹介する本だったらできるんじゃないかな、と思えるようになったんです。このわがままな方針に編集の方が賛同してくださったのは本当によかったですね。

『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)。忙しいキッチンでもパラパラとめくりやすい柔らかな紙の選択といいなんといい、これぞ即戦力重視の常備本!

「シメタン」とはなにか?「欲望斬り」の罪深き誘惑……

『女ひとりの~』のまえがきに綴られた言葉、「世の中には、2種類の女がいます。〈誰かと一緒のときしか飲まない女〉と、〈ひとりだろうと飲む女〉」は、いわば口開け。いざ本編に突入すれば、66種の「酒飲みレシピ」でガブガブと飲ませ、あとがきには料理本がぎっしりの自宅本棚が。あくまで自分目線であり、ごくごくライフサイズな意匠が気持ちいい。また、特筆すべきはその章立ての素晴らしさ。目次には「10分で飲みたい!」「肉を食わせろ!」「シメタンの誘惑」(←締めの炭水化物の略!)といった、従来の料理本の常識を覆すパンチラインが踊っているのだ。もちろんこれらに関してもハナコさん自身のアイデアだという。

「欲望斬り」って呼んでます(笑)。食材や調理法、季節などで斬るのが料理本のスタンダードだと思うんですけど、わたしの本ならこれかなって。「材料は少ないほどうれしい」や「1回作って3回飲もう」も好評ですね。仕事から帰ってきて疲れているけれど、とりあえず簡単なつまみをつくって1杯だけ飲んでから眠りたい、それがわたしたちの日常ですよね。そういうときに材料の種類が多すぎるとやっぱり気持ちが萎えますし(笑)。
 料理のプロセス・カットにつけるキャプションも、たとえば「とうもろこしと枝豆のおやき」だったら、「豆を莢から取り出します」と書くべきところ、「つまみ食い必至なので多めに用意すると吉(きち)」とか、つくっている人に話しかけるような表現を心がけました。閉店間際のスーパーで半額のお惣菜やスナック菓子を買って帰る日があってもいいけれど、自分でつくったものがあれば夜の晩酌が豊かになりますよ、というのが少しでも伝わればうれしいですね。

 書籍制作の要となるカメラマンやスタイリストには、食いしん坊仲間でもある古くからの友人が顔を揃えた。ハナコさんの趣味嗜好への理解もあり、イメージの共有もとてもスムーズだったそうだ。

 フード・スタイリストの久保(百合子)さんに、「そういったコンセプトの本なら、ハナちゃんが愛用している食器を使うのがいいと思う」とアドバイスしてもらって、9割9分5厘ぐらいはわたしの私物で撮影してもらいました。お皿は海外で買うことが多いんですけど、素敵だけれどどんな料理が映えるのかわからないものってどうしてもあるじゃないですか。それがプロのスタイリストの手にかかって、食器棚に眠っていたウズベキスタンのお皿にレバーパテが盛られたときとか、我が子の晴れ姿を見るようにうれしかったです。
 もちろん『女ひとりの~』は家飲みレシピの紹介がメインですけど、「うまげな」映画の紹介があったり、他社から出ている料理本のレシピや、料理上手な友人のレシピ、好きなお店の料理を再現したレシピなんかも載せていて、従来の料理本だったら絶対にNGなこともやっちゃってます(笑)。わたしが好きなものをすべて盛り込んで、パーソナルな部分を打ち出すことをよしとしてくれるスタッフには感謝していますね。

『女ひとりの~』と時を同じくして、原案を担当したグルメ漫画『みつめさんは今日も完食』もスタート。気心の知れたチームでスムーズに進んだという料理本とは異なり、こちらはとても難産だったそうで……。

『月刊!スピリッツ』』誌にて好評連載中、山崎童々作/ツレヅレハナコ原案・協力による『みつめさんは今日も完食』。編集プロダクションに勤務する主人公のみつめさんが、人気グルメ・ブログを引き継ぐことから、ある超能力を授かって……。みつめさんのルックスは、どことなくハナコさんに似ている。
(©山崎童々・ツレヅレハナコ/小学館)

『みつめさん~』のお仕事もわたしのブログがきっかけになりました。読者の女性が、漫画編集者である旦那さんにツレヅレハナコの存在を教えてくださったんですね。「女性版の久住昌之さんになりませんか?」みたいな恐れ多いお言葉をいただいて尻込みしていたら、「ゼロからいっしょにやりましょう。できないところは助けますし!」と口説いてくださったので、その道のプロの胸に飛び込んでみたんですけど……、いやぁ、漫画の編集者は優秀な人が多いとは聞いてましたけど、本当にすごいんですよ。死ぬほど褒めちぎるんですけど、絶対にOKって言ってくれない(笑)。こんなに褒められたらわたしどうかしちゃうんじゃないかなって思っていてもボツ(笑)。あんなに褒めてくれたのにボツ。その「飴ムチ」っぷりに毎回驚かされました(笑)。こんなんじゃ毎月連載なんかできないって1年目にして気づいて、「やっぱり無理かも」と思い始めたときも、「ハナコさんができること、やれること、やりたいことを整理しましょう。原作ではなく原案でどうですか?」とテキパキ御対応いただいて……(笑)。最終的にはストーリーと設定は漫画家さんにお任せして、お店や料理、お酒のセレクト、その背景や魅力などの感想を担当することに落ち着きました。かれこれ2年越しでカタチになった感じですね。

『みつめさん~』の第1話では神田のガード下にある中華料理店「味坊」をセレクト。みつめさんは料理の精にアクセスしながら、名物の「ラム肉の串焼き」や「板春雨の冷製」を胃袋に収めてゆく。ここで訊いておきたいのは、お店を選ぶ判断基準。ずばり、ハナコさんが思う「いいお店」とは?

 う~ん、ほんの5ミリくらいでいいので、想像の斜め上をいくものを体験させてくれるお店ですかね。決して奇をてらっているわけではなく、さりげないひねりが加えられているお店。『女ひとりの~』でも紹介させてもらった吉祥寺の「おでん太郎」なんかもそうですね。純和風な雰囲気で、大鉢に新じゃががゴロゴロ盛られていたら、「醤油と味醂で味つけした煮っころがしだろうな~」と思うじゃないですか。でもひと口食べてみると、明らかに違う。お店のお母さんに「最後にオイスターソースとバターを入れるのよ」なんてサラリと教えられると、それだけでグッときちゃいますよね。
 でも正直、ひとり飲みのお店っていうのはそんなにいいお店じゃなくてもいいんですよ。まずは会社から家までの帰り道にあること。値段が安いこと。お店の人がほどよく元気なこと。焼き鳥が1本から頼めたり、野菜の盛りが多かったり。わたしは市販のドレッシングが苦手なので、ポン酢をお願いすることが多いんですけど、そんな注文にも嫌な顔をせず対応してくれるようなお店であれば、週2で通っちゃいますね。決してそこに誰かを呼ぼうとかは思わないんですけど、自分にとっていろいろな意味で「ちょうどいい」と思えるお店こそが、ひとり飲みには適していると思います。

 日々を彩るお酒にも、ハレとケがあるということ。両方の楽しみを熟知することが、心にほろ酔いをもたらしてくれるということ。そんなハナコさんに、今回イチ推しの名店として紹介していただいたのが、「大槻」。吉祥寺駅から歩くこと10分弱、五日市街道沿いにリニューアル・オープンした、ワインと日本酒の名店だ(ハナコさんは2011年に友人たちと開催した「満月酒場」なる食イベントのため、移転前の店舗をお借りしたことがきっかけで通うようになったのだとか)。店主の大槻俊也さんは、「基本的に取材はお断りしているんですけど、ハナコさんの紹介であれば……」と、開店前のカウンターを開放してくださった。

ハナコさんの話に頷きながら腕を振るう店主の大槻俊也さん。

 わたし、グラスワインがいっぱい入っているとそれだけでうれしくなっちゃうんですけど、当時の大槻さんは「がぶ飲みワイン」というのをテーマに掲げていらっしゃったんです。ワインって、お洒落にまとめようと思えばいくらでもそうなると思うんですけど、大槻さんは「ワインもビールのようにたくさん飲みたいよね!」って。そういうことをわざわざお店側から言ってくださるのが素敵だと思ったんです。このお店はもちろんお料理も美味しいんですけど、そういった心意気みたいなものも、わたしにとっては魅力になっています。
 新しく移転したこの店舗では、以前はなかった日本酒やヴァン・ナチュール(自然派ワイン)もあるので理由を伺ったら、「最近好きでハマっているから」と単純明快(笑)。以前「カウンターをつくってお客さんと話せるようにしたいんですよ~」と話されていたこともすべて実現していて、ますます惚れ込みましたね。

日本酒は鳥取「日置桜」のにごり。べっとりとした甘さがなく、抜群のキレを誇る山根酒造場の辛口である。

 ここでハナコさんが「この店の〈シメタン〉」としてオーダーしたのが、卵かけご飯のパスタ版とでも言うべき、「オレンジ玉子のカルボナーラ」。あえて生クリームは使わず、卵黄のコクが秒単位の火加減でまとめられた、モチモチのヒトサラだ。

「オレンジ玉子のカルボナーラ」。卵黄は細かく挽かれたチーズとともにボウルで待機。そこに茹でたてのパスタの余熱が加わることで味が開き、純度の高い絶品ソースに。
平たい噛み口も楽しいコシのあるパスタ。濃厚な卵黄の風味の奥に、黒胡椒とパンチェッタ。すべてが鉄壁のバランスでまとまった抜群のヒトサラだ。

 これは本当に美味しいですよね。すごく濃いのに後味がスッキリしていて重くない。いくらでもワインで流し込めちゃいます。わたしは学生の頃、ここのすぐ近くに住んでいたんです。当時あったら毎日のように通えていたはず。それを思うとちょっと悔しくて……(笑)。

半熟の卵を崩す瞬間は、日常で味わえる最高のエンターテインメント

 ここで気づいたことがある。今回の料理にはすべて卵が使われている。改めて「女ひとりの〜」を眺めてみれば、帯には美しい目玉焼きがフィーチャーされている。もしや今回の裏テーマは……

 そう、卵料理です! さっきの「ラム肉のスパイス炒め」にしても、そこに目玉焼きが乗っているだけで、その価値が何倍にもなるような気がしませんか? 半熟の卵を崩す瞬間は、日常で味わえる最高のエンターテインメント。毎回興奮してますね。
 わたし、中学生の頃からの友だちに、いまだに言われることがあるんです。当時友だちと出かけたお祭りに、屋台がいっぱい出ていて、「どこかで焼きそばを買おうね」って話しながら歩いていたんですけど、そのとき友だちが買おうとしていた焼きそばに対して、「ここならさっきの店がいい」と制したらしくて。その友だちはすぐに察してくれて、「もしかしてハナちゃん、100メートルぐらい前にあった目玉焼きの乗ったやつが気になってるんでしょ?」「そうです! その通りですスミマセン!」って(笑)。さすがつきあいが長いからわかってるなぁ、みたいな。
 最近は「いちばん好きな食べもの」を訊かれることも増えて、改めていろいろと考えてみたんですけど、やっぱり卵なんです。冷蔵庫に卵が1パックはないと不安になりますから。それに加えて煮卵かゆで卵が5~6個ぐらいはスタンバイしているというのがわたしにとっての日常。たまに「なんか今日は調子が出ないな~」っていうときは、珍しく卵を食べていない日だったりするんですよ。慌ててコンビニでゆで卵を買って、あぁ、これで大丈夫って(笑)。

 いざ卵のこととなると話が止まらなくなるハナコさん。その目はキラキラと輝き、まるで恋する乙女のようだ。

 好きな卵の銘柄を訊かれたときは、山梨県黒富士農場の「リアルオーガニック卵」って答えていますけど、本当はスーパーの卵で十分。どんな卵でも同等に愛する自信がありますし、卵って完璧な食材だと思うんです。味、見た目、安いところ、すべてが魅力。そのまま食べても美味しいし、具にもなればソースにもなる。火加減によっていろんな姿を見せてくれる。この前も朝の情報番組で、「卵はいくら食べてもいいということがわかるまでに40年かかった」という話をされている研究者の方がいて、「先生、さすがわかってらっしゃる~!」とテレビにかじりついていたら、会社に遅れましたから(笑)。

 絶品の卵料理を前にしての濃厚な卵愛に、ただただ頷いていたところ、ハナコさんに次の約束の時間が(←もちろん酒である)。カウンターには『女ひとりの~』に続いて出版される『ツレヅレハナコのじぶん弁当』も見え、できればそのお話もお訊きしたかったのだが……。

『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)

 あ、これはまだ表紙だけで、中身はこれから刷り上がってくるんですよ。

 であれば続きは後日! せっかくなので、お気に入りの名店をもう1軒紹介してくれませんか?

 もちろん! これでまた飲む理由がひとつできました(笑)。

(話は後編に続きます!)

大槻 武蔵野市北町1-10-22 ベルハイム吉祥寺105
070-2806-8899
営業時間:17:00~25:00
定休日:不定休

ツレヅレハナコ Tsurezure Hanako
2004年5月より食をテーマにしたホームページ「ツレヅレハナコ」を開設(現在はブログに移行)。以降、100万VIEW超えのブログ、ツイッター、インスタグラムなどで個人目線の食情報を紹介し続けている。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)。また、『月刊! スピリッツ』(小学館)で連載中の『みつめさんは今日も完食』(漫画・山崎童々)の原案を務める。

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